2006年09月10日

ブラームスの交響曲第1番

クラシック音楽の定番とも言うべきウィーンフィルハーモニー交響楽団とカール・ベームによるブラームスの交響曲第1番です。

ブラームスはこの曲を完成するまでに10年の期間を要したと言われています。
何故でしょう?

僕が学生時代に所属していたオーケストラを指揮してくださっていた方に聞いたところによると、ブラームスはベートーベンと格闘していたようです。
9つの交響曲を書き上げたベートーベンにより、もう交響曲は全て作曲されつくしたという感が有ったなか、ブラームスはなんとしてもそのベートーベンの9つの交響曲を上回る曲を作りたかったというわけです。
(気持ちは分かります。)

そして出来上がったのがこの交響曲第1番。
この曲の第4楽章には、ベートーベンの交響曲と闘った、そんなブラームスの苦悩を表すかのような旋律がでてきます(聴いてのお楽しみ)。

孤独って、自分との戦いなんだね。


ベーム/ブラームス:交響曲第1番

ベーム/ブラームス:交響曲第1番


ブラームス:交響曲第1番



posted by ホーライ at 06:58| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシックと名作劇場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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