ローマを舞台に某小国の王女と新聞記者とのロマンチックで切ない恋の夢物語。
誰もが『ローマの休日』を観ながら、頭の片隅で分かっているはずなんだ。
これは出来すぎのおとぎ話なんだ、と。
それでも、どんどん、そのおとぎ話に中に引き込まれていくのはどうしてだろう?
それは「夢」があるからだ。
こんなことあるわけない、と思っても、0.001%でも絶対に無いとは言い切れないものがあると、ひとはそれにほのかな希望を繋げる。
そして、そんなおとぎ話に切なさを感じて、あざやかなラストシーンへと最後まで夢の中をさまよう。
『ローマの休日』は何度観ても飽きない、映画の楽しさを僕に教えてくれた作品のひとつだ。
あんな出会いと別れが僕やあなたにあっても(形はかなり違うだろうが)いいよね。
●ローマの休日
●ローマの休日
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