2007年01月13日

■クライマックスの連続だ!『バードランドの夜 Vol.1 [Live] 』

もし、この『バードランドの夜 Vol.1 [Live] 』を聴いて「何も感じない」人がいたら、多分、その人にはジャズが不要なんだろう。


50年代の前半、ジャズは1つの転換期を迎えていた。
40年代半ばに起こったビバップをより洗練させたハードバップスタイルへの移行が、さまざまなミュージシャンたちによって試みられていたのである。

アート・ブレイキーも多分にもれず、トランペッターのクリフォード・ブラウン、アルトサックス奏者のルー・ドナルドソンを迎えたバンドを率い、ジャズ・クラブ「バードランド」でジャム・セッションを行った。

本作『バードランドの夜 Vol.1 [Live] 』はそのときの模様を記録したライブ盤で、まさにハードバップが誕生する瞬間の熱気をとらえた重要な作品である。

特にクリフォード・ブラウンの演奏が圧巻で、弾けるようなトランペットが鮮烈だ。
ルー・ドナルドソンも、ブラウンに触発されたかのような勢いのある演奏を行っている。


とにかくこのアルバムは聴いてもらうしかない。「ものすごい!」のだ。 言葉でいくら形容しても、形容すればするほど、このアルバムの本質から離れていくような気がする。


ジャズって、本当に楽しいよね。


バードランドの夜 Vol.1




バードランドの夜 Vol.1





追伸

さよならバードランド―あるジャズ・ミュージシャンの回想(村上春樹訳)を読みながら聴くと楽しさが倍増です。




さよならバードランド―あるジャズ・ミュージシャンの回想(アマゾン)




音楽が無ければ始まらない

心地よさの先にある「ホーライ・音楽ショップ」

posted by ホーライ at 18:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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